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DELLノートパソコンのキーボード!使用感レビュー

Vostro 15(5590)などで採用のキーボード・パーツ

同じキーボードの型(DELLの既成キーボード・パーツ)が、様々な同社モデルで汎用的に使われることが多い。そのため、毎度キーボードの使用感レビューでは同じことを繰り返し書く羽目となる。その対策として、同じパーツを使った複数のDELLノート・レビューでも流用ができるように、ここではパーツに特化した記事にしている。

このページでは、Vostro 15(5590)で搭載されているキーボードを紹介する。被写体はむろんVostro 15(5590)。他モデルの場合、地盤部分に際しては各モデルごとによって異なるので、ここでは単にキーボード部分だけを参考にしてもらいたい。なお、このキーボードのシルバーカラー版は「Inspiron 15(7501)などで採用のキーボード・パーツ」で紹介している。

Vostro 15(5590)のキーボードVostro 15(5590)のキーボード。当方の所見は2020年1月レビュー時。

テンキー付きのキーボード15.6インチノート向けで、テンキー付きのキーボードとなっている。特異的なのは、キーボード枠に電源ボタンを収めたところ(一番右上に電源ボタン)。15.6インチノートという幅に制限があるためテンキーを始め、わりと窮屈な配置が見られる。テンキーとの境目もはっきりした間隔がなく、均等幅になっている。英字キーボードの加工を流用したコストダウン構造がみられる。

キーの印字はやや細めテンキー除いた、キーボード全体の様子。 キーの印字はやや細め。

テンキーがあるためホームポジションの様子。テンキーがあるため、やや左寄りになる。

基本スタイル

このモデルは、地盤がパームレスト部分と一体型のタイプ(くり抜き型)。キーボードエリアが少し窪地になって、くり抜かれた穴からキーが頭を出している構造。つまりキーボードの地盤もそのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。そして「アイソレーション・キーボード」を採用している。(補足:キーボードの地盤について

アイソレーション・キーボードとは

アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境にして急増した。

キー配列

Vostro 5590のキー配列写真キーボード右側。BackSpace、Enter、shiftはその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。使用頻度の高いBackSpaceキーが小さくなってしまうところにデメリットを感じる。Enterキーも大きいとは言えない。

テンキーとの境目となる間隔が短いので、視覚的にも線引しにくくなっている。特異的なのが一番右上に電源ボタンを配置しているところ。これも別途電源ボタン用の加工をしなくても済むための生産コストダウンだろう。カーソルキーではキーが小さいうえに、段差配置といった区別化もなく整列しているため扱いにくい。Page up/downキーが隣接しているのもカーソルキーを使いにくくしている。

キーボード拡大写真ーVostro 5590の例キーボード左側。スペースキーが無変換・変換キーと同じくり抜き穴で隣接配置。キートップの段差で隔離。これも生産コストカットの構造だが、スペースキーに幅があるため使用感に関してはまったく支障がない。テンキーを載せてしまった弊害か、半角/全角キーがやや小さい。幸い一番左側にあり、他のキーに触れてしまう誤操作はなさそうだ。

Vostro 5590のファンクションキー詳細ファンクションキー(F1 ~ F12)とマルチメディアキー / 設定キーが兼用になっている。優先キーになっていない方はキーボード左下側にあるFnキーと同時押しで使う。なお、「Fn + Esc キー」を押すと、その優先順を切り替えることができる。F1~F4までは音量調整や再生停止といった「メディア・コントロールキー」、F6-F7はディスプレイ輝度調整、F8はディスプレイの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。

テンキー上部のキー、電源ボタンファンクションキー列にあるテンキー上部のキー。電卓機能に特化している。ファンクションキーよりもやや小ぶりサイズで、一番右側に電源ボタンを配置している。(※この写真の電源ボタンは、統合型・指紋認証リーダーが非搭載のタイプ)。コストダウンによる配置なのだろうが、位置には若干違和感を感じざるを得ない。

電源ボタン(統合型・指紋認証リーダーが非搭載のタイプ)

これは指紋認証リーダー(オプション)なしの場合キーボードエリアに組み込まれた電源ボタン。これは指紋認証リーダー(オプション)なしの場合の電源ボタン。電源マークはプリントで、LED点灯などといった加工は無くエントリー感がある。

オプション!統合型・指紋認証リーダー搭載の電源ボタン

Inspiron 15(5593)の指紋認証リーダー付きの電源ボタンこちらはInspiron 15(5593)レビューにおけるもの。オプション搭載となっている「統合型・指紋認証リーダー付き」の電源ボタン。このようにのっぺりしたボタンになる。

キートップ形状

よく見ると微々たる湾曲キートップはほぼフラットだが、よく見ると微々たる湾曲があるようだ。、いずれにしても指先にフィットする感じはなく、指先を滑らすようなタイピングに向く。

全体像キートップ形状を全体像で確認。

各キーのアップ

Back spaceキーといった、隣接加工EnterキーやBack spaceキーといった、隣接加工されたキーのアップ。

キーメインのキー。

半角全角キーがやや小さいよく使うキーとしては半角全角キーがやや小さい。

指先を立てるようにして押すカーソルキーのアップ。上キーは狭いので指先を立てるようにして押すことが多い。

Vostro 5590のスペースキー隣接加工されたスペースキー。この構造による支障はない。

アイソレーションキーボードファンクションキーは小ぶりだが、アイソレーションキーボードなので誤接触の打ち間違いは少ないと思われる。

DELLーVostro 5590のテンキー写真テンキーのアップ。さすがにフルサイズではない。

キーピッチ

18.5mm~19mmほどメインとなるキーのキーピッチでは18.5mm~19mmほど。フルサイズといえる。

懸念要素のあるBack spaceキー小さくて懸念要素のあるBack spaceキーでは、14mmほど。

18mmほどのキーピッチファンクションキーでは縦幅は短いが18mmほどのキーピッチがあり、誤接触はほとんどないだろう。

テンキーの狭いキーピッチテンキーでは16mmほどのキーピッチ。

キーストローク

押下まず、各キーの押下の様子。

直尺で測ったところキーストロークは1.2mm家庭レベルの測量で厳密ではないが、直尺で測ったところキーストロークは1.2mmほど。ノートパソコンが薄型化し厚みが20mm以下になった現在(2019年時点)では、概ね一般的なキー・ストロークと言える。

Inspiron 15(5593)のキーボードのキーストローク追記!!直尺の測量ストッパーが短くて、水平を維持しにくかったので道具を改良。後日、同じキーボードパーツを採用しているInspiron 15(5593)にて測量をした。キーストロークは1.4mmくらいか。地盤の高さより下にボタンがめり込んだ分、深さが増した感じもするが、1.2~1.4mmということで現在(2020年時点)では標準的なキー・ストロークとしておこう。

キー・ストローク 個人的に設定している目安と、その印象(2019年度版)
2.0mm 2019年時点の感覚では「十分に深め」のキー・ストローク。
なお2010年~2013年ごろの、「厚み28mm以上、光学ドライブを内蔵するDELLノート製品」では標準的なキー・ストロークだった。
1.5mm~1.9mm 光学ドライブが無く、薄型ノートが多くなった2019年時点の感覚では、「まあまあ深め」と感じるキー・ストローク。
1.2~1.4mm 厚み20mm以下、光学ドライブ非搭載のノートでは標準的なキー・ストローク。
13.3インチ・モバイルノートもこんな感じ。
1.0mm以下 測量する前から、直感的にすぐ「浅い」と感じるキー・ストローク。

※ここで言う「厚み」とは、ディスプレイを閉じた状態でのノート製品の厚み

押下圧

押下圧を調べる押下圧をチェック。精密に測る機器はないので、原始的に分銅を乗せて家庭的に測った。勢いをつけない状態でキーが押下され底打ちする質量である。 メインキーとして「Gのキー」の押下圧を調べると、60g。Enterキーでは場所によって押下圧が変わってくるが最も軽い場所で56gであった。

過去のレビューPCと比べると、平均的な押下圧と思われる。

押下圧の比較参考

過去に押下圧を測ったキーボードの結果。ただし、押下圧が同じでもキータッチの感覚まで同じとは限らない。メンブレンやメカニカル、パンタグラフといった構造の違い、キーストロークの深さによって印象は変わってくる。あくまで数値上で比較したものである。同キーボードの個体差までは考慮していないので、厳密性はない。

個人的な判断だが「ノートでは60gあたりを一定基準」としている。70g近くあると直感的に分かるくらいしっかりした圧がある。50g以下はかなり軽い印象を受ける。

製品 ノート概要 メインのキー
(Gとする)
Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
Vostro 15-5590 2019年の15.6インチノート 60 g 56 g
XPS 13 7390 2-in-1 2019年の13.3インチ2-in-1
※磁気浮遊式(MagLev)キーボード
54 g 40 g
Inspiron 13(5390)Wi-Fi 2019年の13.3インチノート 62 g 65 g
Latitude 5500(P80F) 2019年の15.6インチノート 60 g 61 g
Latitude 5300(P97G) 2019年の13.3インチノート 64 g 62 g
Vostro15-3581 2019年の15.3インチノート 58 g 64 g
Vostro 14 (3481) 2019年の14インチノート 58 g 50 g
Inspiron 17R(5721) 2013年の17.3インチノート 73 g 68 g
XPS 17(L702X) 2011年の17.3インチノート 69 g 65 g
XPS 17(L701X) 2010年の17.3インチノート 69 g 60 g
Inspiron 13z(N301Z) 2010年の13.3インチノート 62 g 68 g
Inspiron Mini 10v 2009年の10.1インチ・ミニノート 59 g 63 g
製品 テスクトップ向けキーボード メインのキー
(Gとする)
Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
KB216d 2019年~、DELL付属キーボード 62 g 67 g
KB216t 2015年~、DELL付属キーボード 57 g 62 g
SK-8165 2011年・XPS 8300付属キーボード 55 g 50 g
G105 ロジクール・ゲーミングキーボード 57 g 55 g
K270 ロジクール・エントリー 68 g 67 g
K240 ロジクール・エントリー 58 g 59 g
OWL-KB109BM ⅡR オウルテック・赤軸メカニカル 55 g 50 g

※備考: 自己処理的な情報なので、まじまじと参考にされても困る。

このキーボードパーツを採用しているDELL製品例

Inspiron 15(5593)2020年2月にレビューした、15.6インチノートのInspiron 15(5593)でも採用されていた。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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