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DELLノートパソコンのキーボード!使用感レビュー!

DELL Latitude 5500 (P80F)で選べるキーボードパーツ

DELLノートパソコンに搭載されているキーボードは「自社の汎用パーツ」であり、複数の自社製品のなかで汎用的に流用される。そのため、各DELLノートのレビュー記事では、「キーボード使用感」の箇所でたびたび内容が重複する。たくさん画像を掲載したいこともあって、各製品ごとに同じパーツを毎度繰り返すのは非常に面倒くさい。そこで記事が流用できるようにページを分け、ここでキーボード・パーツに特化した記事にしている。そのためここで被写体となっているノート製品は別として、単にキーボード部分だけを参考にしてもらいたい。また、カスタマイズPCという性質上、同PC製品でもいくつかのキーボードが選べる場合がある。あくまで一例である。

このページでは、被写体がLatitude 5500(2019年8月レビュー)となっている。また複数のキーボードパーツが選択できるので、この限りではない。ここはピンポイント的なレビューであるため、キーボード・パーツのみを見ていただきたい。

キー配列(バックライト機能あり)

Latitude 5500のデュアル ポインティングの場合このキーボードは「デュアル ポインティング 日本語キーボード バックライト付き」と呼ばれるもの。デュアル ポインティングとは、ポインティング・スティックと「タッチパッド上部のクリックボタン」がセットになったタイプを指すようだ。ほかに「シングル ポインティング・・・」という選択もあり、これはタッチパッド上部のクリックボタンが無いタイプだと思われる。テンキー付きのキーボードで、2段階調光が可能なバックライト機能を備えている。

DELL Latitude 5500 (P80F)で選べるキーボードパーツ右にテンキーを配置。テンキーの上にある電卓マーク・ボタンを押すことで電卓機能が使える。その隣りにあるCEと+/-などのキーは電卓操作で使う。

Enterキーの左隣や上のキーはやや小さめになっている。カーソルキーは小さいが、段差のある配置なので使いにくさが軽減されている。page-upとpage-downの位置が邪魔くさいが、間隔が広めにとられている。

「ポインティング・スティック「と「タッチパッド上部のクリックボタン」左側拡大画像。「ポインティング・スティック「と「タッチパッド上部のクリックボタン」が見える。半角全角キーは小さくなっていないので良好。

このキーボードの基本構造

このモデルは、地盤がパームレスト部分と一体型のタイプ。「キー部分のくり抜き型」である。キーボードエリアが少し窪地または低地になって、くり抜かれた穴からキートップが頭を出している構造。つまりキーボードの地盤は、そのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。(補足:キーボードの地盤について

アイソレーション・キーボード採用

このモデルは「アイソレーション・キーボード」を採用している。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境に急増した。

ファンクションキー列

DELL Latitude 5500 (P80F)で選べる「Fn + Escキー」を押すと、その優先キーを切り替えるファンクションキー(F1 ~ F12)と、マルチメディアキー(または設定キー)が兼用になっている。このように2つの機能を兼用するキーのため、優先設定(プライマリ動作)になっていない方は、キーボード左下側にある「Fnキーと同時押し」により使える。なお、「Fn + Escキー」を押すと、その優先キーを切り替えることができる。

厳密には、Fn + Escキーを押すことで 「優先設定されているマルチメディア機能」 を無効にし、ファンクションキーのみ有効にするという概念である。Fn + Escキーを押すことは「Fnキーのロック、およびロック解除」であるため、Escキーの右下にあるマークが「Fnの南京錠アイコン」になっている。理屈は面倒くさいので、使用に際しては単に「Fn + Escキー」を押すと優先キーを切り替えられると理解してよい。ほかの方法では、BIOSセットアップでもファンクションキーの動作を変更することが可能。

F1~F4までは音量調整や再生停止といった「メディア・コントロールキー」、F5はバックライトキーボードの切り替えスイッチ、F6とF7はディスプレイ輝度調整、F8はディスプレイの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。

キートップ形状

指先にフィットキートップははっきりと湾曲しており、指先にフィットする形状。

キートップの形状横からみたキートップの形状全体。

ポインティング・スティック

トラックスティックポインティング・スティック。DELLでは「トラックスティック」とも呼んでいる。

キーサイズと、キーピッチ

キーピッチ(約19mm)を確保メインとなるキーではフルサイズのキーピッチ(約19mm)を確保している。Enterキー周辺のやや小さいキーでは16.5mmくらい。キーの幅では、メインキーの14mmに対してEnterキー横の小さいキーは11.5mmほど。

ファンクションキーでは18.5mm~19mmくらいテンキーやファンクションキーでは18.5mm~19mmくらいか。十分なキーピッチがある。

各キー、押下の様子

めり込み具合押下状態(めり込み具合)。

キータッチキータッチの様子。

しっかりした、キーストローク

直尺で測ったところキーストロークはほぼ1.8mm家庭レベルの測量で厳密ではないが、直尺で測ったところキーストロークはほぼ1.7mmくらい。

追記:同じキーボードパーツを搭載したLatitude 5511では、キーストロークが1.5mm。直尺に平行バーを取り付けたので、こちらのほうが正確かもしれない・・。

1.5~1.7mmの間だとして、2020年時点では比較的深めのキー・ストローク。手応えのあるしっかりした押下を感じる。これが正解というつもりはないが、ノートパソコンのキーストロークにおける「個人的な目安」を以下のように設定している。

キー・ストローク 個人的に設定している目安と、その印象(2020年度版)
2.0mm 2020年時点の感覚では「十分に深め」のキー・ストローク。なお2010年~2013年ごろの、「厚み28mm以上、光学ドライブを内蔵するDELLノート製品」では標準的なキー・ストロークだった。
1.5mm~1.9mm 光学ドライブが無く、薄型ノートが多くなった2020年時点の感覚では、「まあまあ深め」と感じるキー・ストローク。
1.2~1.4mm 厚み20mm以下、光学ドライブ非搭載のノートでは標準的なキー・ストローク。13.3インチ・モバイルノートもこんな感じ。
1.0mm以下 測量する前から、直感的にすぐ「浅い!!」と感じるキー・ストローク。これより浅いと、打鍵感はプチプチした感覚になるかも。

※ここで言う「厚み」とは、ディスプレイを閉じた状態でのノート本体厚み

押下圧(キーの重さ:キー荷重)

押下圧押下圧をチェック。精密に測る機器はないので、原始的に分銅を乗せて家庭的に測った。勢いをつけない状態でキーが押下され底打ちする質量である。 メインキーとして「Gのキー」の押下圧を調べると、60g。Enterキーでは場所によって押下圧が変わってくるが最も軽い場所で61gであった。過去のレビューPCと比べると、平均的な押下圧と思われる。

押下圧の比較参考

過去に押下圧を測ったキーボードの結果。ただし、押下圧が同じでもキータッチの感覚まで同じとは限らない。メンブレンやメカニカル、パンタグラフといった構造の違い、キーストロークの深さによって印象は変わってくる。あくまで数値上で比較したものである。同キーボードの個体差までは考慮していないので厳密性はない。目安として個人的な判断だが「ノートでは60gあたりを一定基準」としている。70g近くあると直感的に分かるくらいしっかりした圧がある。50g以下はかなり軽い印象を受け、個人的にはスカスカした感触で嫌い。

押下圧はキーの重さであり「キー荷重」とも言う。軽いと高速入力に向く反面、慣れないと誤入力の要因になる。キーの配置ごとにキー荷重を変えている製品もあり、例えば力の入りにくい「小指が押すキー」は、人差し指で押すキーよりも2/3くらいの荷重に抑えるなどの工夫がされることもある。そうであればEnterキーは比較的軽く設定されているはずだが、統一性はなく実際はかなりバラツキがあるようだ。

製品 ノート概要 メインのキー(Gとする) Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
Latitude 9410 2020年の14インチ2-in-1 70 g 未測量
XPS 13-9300 2020年の13.4インチノート 63 g 57 g
Vostro 15-5590 2019年の15.6インチノート 60 g 56 g
XPS 13 7390 2-in-1 2019年の13.3インチ2-in-1
※磁気浮遊式(MagLev)キーボード
54 g 40 g
Inspiron 13(5390)Wi-Fi 2019年の13.3インチノート 62 g 65 g
Latitude 5500(P80F) 2019年の15.6インチノート 60 g 61 g
Latitude 5300(P97G) 2019年の13.3インチノート 64 g 62 g
Vostro15-3581 2019年の15.3インチノート 58 g 64 g
Vostro 14 (3481) 2019年の14インチノート 58 g 50 g
Inspiron 17R(5721) 2013年の17.3インチノート 73 g 68 g
XPS 17(L702X) 2011年の17.3インチノート 69 g 65 g
XPS 17(L701X) 2010年の17.3インチノート 69 g 60 g
Inspiron 13z(N301Z) 2010年の13.3インチノート 62 g 68 g
Inspiron Mini 10v 2009年の10.1インチ・ミニノート 59 g 63 g
製品 テスクトップ向けキーボード メインのキー(Gとする) Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
KB216d 2019年~、DELL付属キーボード 62 g 67 g
KB216t 2015年~、DELL付属キーボード 57 g 62 g
SK-8165 2011年・XPS 8300付属キーボード 55 g 50 g
G105 ロジクール・ゲーミングキーボード 57 g 55 g
K270 ロジクール・エントリー 68 g 67 g
K240 ロジクール・エントリー 58 g 59 g
OWL-KB109BM ⅡR オウルテック・赤軸メカニカル 55 g 50 g

※備考: 自己処理的な情報なので、まじまじと参考にされても困る。

バックライト・キーボード機能搭載

F5を押すごとに、バックライトバックライト・キーボード機能を搭載(F5を押すごとに、バックライトのオンオフおよび、2段階の調光が可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。

F5キーを押す 1回目 2回目 3回目(4回目は最初に戻る)
キーボードの
バックライト挙動
ライト機能ON(輝度最大)
※暫く操作しないと消灯。触れれば再び点灯
調光(輝度弱) ライト機能OFF(常に消灯)

※キーボード・バックライトでは、F5キーを押すごとに、このような順で挙動していく。(設定キーが優先にされていない場合はFnキーと同時押し)

著しく印字(発光)点灯時の左側(テンキー以外のところ)。著しく印字(発光)がかすれるようなキーは見当たらない。

テンキー側右のテンキー側。

このキーボードパーツの採用例 ~ Latitude 5511

キーボードLatitude 55112020年9月にレビューした、15.6インチノートのLatitude 5511でも採用されていた。(キーボードが選択できるので、あくまで一例)

ホームポジションホームポジションの様子。

バックライトを使っているのだバックライト点灯時。

このキーボードパーツのレポートは以上。

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DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」  ※出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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