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Venue 11 Pro(5130)~デバイスの暗号化を無効にして性能アップ

Windows 8.1ではデバイスの暗号化でファイルの保護をサポートする機能があり、これがストレージパフォーマンスの足かせになっているようだ。そこで、「デバイスの暗号化オフ」にして、搭載している64GB eMMCのパフォーマンスを向上せさた様子をレポートする。

64GB eMMC(Samsung MCG8GC)のパフォーマンスが向上

購入したVenue 11 Pro(5130)には64GB eMMCが搭載してあり、Samsung MCG8GCが搭載されていた。
DELLサイトでは「64GB ソリッドステートドライブ」とか、「64GB eMMC HDD」とかトンチンカンな表記をすることがあるが、Venue 11 Pro(5130)のストレージは紛れも無くeMMCである。

eMMCとはNANDフラッシュメモリと制御回路をまとめたもので、メモリカード規格であるMMCがインターフェースとなっている。NANDフラッシュメモリという面ではSSDと同じだが、混同するのはよくない。eMMCはSSDよりも転送速度が遅いが、消費電力は低くかなりの小型。スマートフォンでもよく採用されるストレージである。

コンポーネント レビューした構成
OS Windows 8.1 Pro(32bit)
ディスプレイ 10.8インチ フルHD・タッチディスプレイ (1920×1080)
プロセッサ インテル Atom Z3770 (1.46~2.39GHz 、2MB キャッシュ)
メモリ 2GB LPDDR3メモリ
グラフィックス インテル HD グラフィックス
ストレージ 64GB eMMC(Samsung MCG8GC

そして、特に設定することなくCrystalDiskMarkでベンチマークテストを実行したら、以下の結果となった。

Samsung MCG8GCデフォルト
「SSDよりも遅いが、ランダムアクセスはHDDよりも速い傾向にあるからいいだろう」と思っていた。しかし、「同じSamsung MCG8GCを搭載している他社タブレットが」もっと速いというレビューを目にした。

Venue 11 Pro(5130)に問題でもあるのか?と思ったが、そのレビューには「デバイスの暗号化オフ」と注釈がかかれていた。どうやらWindows 8.1ではデバイスの暗号化でファイルの保護をサポートする機能がデフォルトになっているようで、ストレージパフォーマンスの足かせになっているようだ。

デバイスの暗号化オフのSamsung MCG8GC
ならば、こちらも「デバイスの暗号化オフ」にしてテストしたら、シーケンシャルリードと512Kランダムリードが2倍速くなった。「おいおい、向上しすぎだろ」の状態。暗号化ってかなり負荷をかけていると疑わざるをえない。

メインPCで個人情報がつまっている、ビジネス用途で顧客情報が管理されているなら、「デバイスの暗号化」をオフにすべきではない。しかし、パソ兄さんのようにお遊びで使っているサブPC用にはまったく無用な暗号化なのである。

なお、マイクロソフトでは以下のように説明している。(抜粋)

デバイスの暗号化でファイルの保護をサポートする

対象製品/分野: Windows 8.1、Windows RT 8.1
デバイスの暗号化によりデータを暗号化する、つまり "スクランブルする" ことによって、Windows 8.1 PC を保護し、セキュリティを確保できます。正しい暗号化キー (パスワードなど) を持っている人だけがスクランブルを解除し、内容を見ることができます。

パスワードを盗むためにハッカーはファイルにアクセスします。デバイスの暗号化を使用することで、そうしたハッカーのアクセスを防ぐことができます。また、PC そのものをなくしたり盗まれたりした場合も、デバイスの暗号化を使用していれば、ドライブを別の PC に取り付けてデータにアクセスされるのを防ぐことができます。PC が暗号化されていても、ユーザーは Windows にサインインして、通常どおり自分のファイルを使うことができます。

デバイスの暗号化を無効にする(Windows 8.1)

デバイスの暗号化を無効にする方法を解説。まず、「チャーム⇒設定⇒PC設定の変更⇒PCとデバイス⇒PC情報」まで進める。

暗号化
「PC情報」の項目に「デバイスの暗号化」があるので、「オフにする」をクリックする。「デバイスの暗号化の無効化」を理解したら、オフにするをクリック。

デバイスの暗号化を無効
しばらく処理に時間かかかるので待ち、「デバイスの暗号化が無効になっています。」を確認できたらOK。
万人がすべきことではなく、自己判断と自己責任で行う設定である。

ストレージパフォーマンス以外では影響があるのか?

マルチコアでレンダリング
CINEBENCH R10のスコア
処理時間⇒3分38秒 デバイスの暗号化 オン
処理時間⇒3分37秒 デバイスの暗号化 オフ後
DELLでストリートファイター4を遊ぶ
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE FPS 25.09 デバイスの暗号化 オン
AVERAGE FPS 24.45 デバイスの暗号化 オフ後

CINEBENCH R10とストリートファイター4 におけるベンチマークテストでは、悲しいくらいまったく影響がなかった。もともとリード速度には間に合っていたみたいで、純粋にグラフィック処理能力の問題であると理解できる。

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