Core m5-6Y57 プロセッサー搭載で検証!優秀なワットパフォーマンス
Latitude 13(7370)のベンチマークテスト
Latitude 13 7000シリーズこと、Latitude 13(7370)をレビューしている。Infinity Edgeという狭額ベゼルのディスプレイを搭載した13.3インチ・ビジネスノートである。ここではCore m5-6Y57 プロセッサー を搭載した構成にて、ベンチマークテストを行った。構成によりパフォーマンスは異なるので、ご理解を。
2016年4月論評 Skylake(Core M) |
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※2016年4月30日時点のレビューであり、手元にあるLatitude 13(7370)実機における、現状レポートである。
Core m5-6Y57搭載時でチェック
Core m5-6Y57のスペックを見ると、TDP4.5Wという超低消費電力のプロセッサー。2コア実装でHTテクノロジーによって4スレッド動作する。CINEBENCH R15ベンチマークテストでは、スコアが195。同じく2-in-1向けでも使われるAtom系(Pentium N3700、Celeron N3050)のスコアは表を見るともっと低いことが分かる。さすがにCore i5-6200Uとは差が開いているが、Core m5-6Y57搭載のメリットとしてファンレス構造が実現している。
グラフィックでは Core m5-6Y57に内蔵するインテル HD グラフィックス 515が使われる。むろん、ゲームにはCPUも影響あるのだが。ドラゴンクエストX およびストリートファイター4にて、ベンチマークテストを行った結果はこの通り。1280×720 ウィンドウ表示の標準品質で行っているが、ドラクエではとりあえず普通の評価。快適にプレイするにはもう一声というところか。
ストリートファイター4では64.41 FPSだったので快適にプレイできる性能。Core m5-6Y57がTDP4.5Wであること考慮すると、かなりのワットパフォーマンス(少ない電力でも効率のよい処理能力)である。それにしても2-in-1やタブレット向けのCPUがここまでのパフォーマンスを見せるとは驚きである。
消費電力
今回の構成におけるLatitude 13(7370)で消費電力をチェック(満充電、ディスプレイ輝度最大時)。アイドル時は6Wあたりをキープしており、かなりの低消費電力。ファンレスやSSD、IGZOパネルが影響していると思われる。CINEBENCH R15のレンダリングやストリートファイター4、ドラクエのベンチ中でも15W~17W前後で低消費電力の傾向にある。
なお、「意図的に低消費電力のように仕向けている、熱暴走寸前の負荷で消費電力を測れ!」という要望もあるのだが、そういう用途のPCではないし、ゲームPCとはジャンルが違う。それに、どんなPCであれ短命になる使い方は推奨しない。PCの構成も明記してあるわけだし、他のPCと比較するなら「同じ負荷でどうか?」で試してほしい。
内蔵グラフィックのパフォーマンス比較
同じSkylake世代での比較をしてみる。 Core i7-6700とはずいぶん格差があるが、 Core i3-6100 や Core i5-6200U プロセッサー に近いパフォーマンスをみせている。(※当方の調査における検証)ストリートファイター4 、ベンチマークテスト比較 1280 × 720 ウィンドウ表示 / 画質:デフォルト / ディスプレイ垂直同期OFF※GPU性能が主体だが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。 |
AVERAGE FPS |
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64.41 | |
通常版 | 第6世代Core | |
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145.09 | |
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92.63 | |
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73.70 | |
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64.36 | |
低消費電力版 | 第6世代Coreの、Uシリーズ | |
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63.17 |
更に数年前のPCだが、単体GPUを積んでいてもこんなもん↓
ストリートファイター4 、ベンチマークテスト比較 1280 × 720 ウィンドウ表示 / 画質:デフォルト / ディスプレイ垂直同期OFF※GPU性能が主体だが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。 |
AVERAGE FPS |
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59.03 | |
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56.27 | |
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54.12 | |
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49.74 |
2016年の4世代Atom系(Airmont設計:Braswell)ノートでは、まだ40 FPSを超えそうもない↓
ストリートファイター4 、ベンチマークテスト比較 1280 × 720 ウィンドウ表示 / 画質:デフォルト / ディスプレイ垂直同期OFF※GPU性能が主体だが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。 |
AVERAGE FPS |
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第4世代Atom | Airmont設計 | |
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34.00 | |
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34.65 | |
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34.55 | |
第3世代Atom | Silvermont設計 | |
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26.42 | |
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24.56 | |
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28.60 | |
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25.09 | |
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24.57 |
CINEBENCH R10ベンチマークテスト比較
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⇒1分39秒 |
CINEBENCH R10のレンダリングでは、
1分39秒かかった。SkylakeのUシリーズではだいたい1分00秒前後なので、それよりかは遅い。しかし第4世代Atom(Pentium N3700)では2分26秒、Celeron N3050では5分近くだったので、2-in-1向けCPUとしてはかなり速いほうだ。Core m5-6Y57に近い処理時間のCPUには、Core i7-2620M やCore i3-530 が挙げられる。
(当サイトの過去レビューに基づく。CINEBENCH R10ベンチマークテスト集(アーキテクチャ別))
TDP4.5WのCPUがこれだけの性能なら、ワットパフォーマンス(少ない電力でも効率のよい処理能力)がかなり素晴らしい。しかもファンレス構造を実現しているし。Latitude 13(7370)のレビューは以上。
発熱チェック
30分ほどベンチマークテストを行ったあと、各部発熱具合を赤外線温度計で計測した。このときの気温は22.4度、湿度60%。左右パームレストは比較的温度が上がらないので安心だ。ちょうどキーボードの中央辺りが最も温度が上がる傾向にある。
Latitude 13(7370)について、詳しくはDELLサイトにて
2016年4月論評 Skylake(Core M) |
狭額ベゼル(フレームレス)のInfinity Edgeディスプレイを搭載した13.3インチ・ビジネスノート!Skylake(Core mシリーズ)搭載機なので、ファンレスで通気スリットのない低消費電力・低発熱・静音モデル。アルミの天板とボディ、シリコン・コーティングで高級感のあるデザイン。キーボードバックライト、USB3.0端子×1基、USB Type-C端子 × 2、Micro HDMI端子などを装備。光学ドライブ非搭載。M.2規格のSSDを搭載しており、PCIe接続の選択可能。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- レビューしたLatitude 13(7370)の構成、ディスプレイ、デザインとインターフェース
- Latitude 13(7370)ベンチマークテスト(Core m5-6Y57搭載時)