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DELL Inspiron 3847のグラフィックパフォーマンス比較
レビューしたInspiron 3847には、NVIDIA GeForce 705 1GB DDR3のグラフィックカードを搭載している。NVIDIA GeForce 705 は、GPUコア数が48基というなんとも超ローエンドグラフィック。ビデオメモリを搭載しているので、PC全体の負荷軽減にはなっていることは確かなのだが、CPUに内蔵するGPUが高性能化している現在では、これを搭載する値打ちがあるのか微妙なスペック。とりあえず、ストリートファイター4のベンチマークソフトを動かしてみて、過去のレビューPCと比べてみる。
Inspiron 3847にNVIDIA GeForce 705 のグラフィックカードを搭載している様子。
右:NVIDIA GeForce 705 1GB DDR3のスペック詳細。
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2014年7月時点のレビューおよび、撮影したInspiron 3847実機の情報となる。
Inspiron 3847にて、ストリートファイター4のベンチマークテスト比較
NVIDIA GeForce 705を搭載した Inspiron 3847では、 「1920×1080 フルスクリーン表示で AVERAGE FPS 42.92 」だった。 さすがにフルHD解像度で快適に遊べるほどのグラフィックパフォーマンスはない。1280 × 720ウィンドウ表示では、69.50 FPSあったため、比較的ライトな本格ゲームのストリートファイター4であっても、快適に遊ぶならHD解像度止まりとなる。
Haswell設計 |
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当方の測定条件: グラフィック設定はデフォルト DirectX 9.0c 。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 42.92 |
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レビュー実機での消費電力チェック。ざっくりみて高負荷時に搭載電源の総出力の70%あたりまでが許容範囲と言われる。消費電力は常に変動しているので、多く見られた消費電力を記載する。
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内蔵グラフィック仕様の過去のレビューPCと比較(1280 × 720ウィンドウ表示)
では、内蔵グラフィック仕様の過去のレビューPCと、Inspiron 3847を比較してみる(1280 × 720ウィンドウ表示にて)。まず、今回のInspiron 3847では、69.50 FPSだった。
Ivy Bridge世代、Core i7-3770 (内蔵GPU:インテル HD グラフィックス 4000)搭載のXPS 8500がグラフィックカード無しで83.28 FPSを記録しているため、「NVIDIA GeForce 705 搭載ってどーなの」状態。さすがにHDグラフィックス 2500、2000よりは上のようだ。レビュー時点ではInspiron 3847はCore i5-4460 のみの搭載だが、Core i7にしてそのまま内蔵グラフィックを活用したほうがもっと上のパフォーマンスがでると思われる。
Haswell設計 |
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69.50 |
2012年 Ivy Bridge設計 |
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83.28 |
2012年 Ivy Bridge設計 |
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46.84 |
2011年 Sandy Bridge設計 |
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32.53 |
2011年 Sandy Bridge設計 |
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26.79 |
2010年 Nehalem設計 |
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17.44 |
過去のミドル機と比較
ミドルレンジ以上のグラフィックカードを搭載した過去のPCには足元にも及ばない。 かなり無謀な比較となっている。
Haswell設計 |
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69.50 |
2013年 Haswell設計 |
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436.37 |
2010年 AMD Phenom II 搭載 |
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270.16 |
2011年 Sandy Bridge設計 |
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223.37 |
2009年 Nehalem設計 |
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200.33 |
ローエンドGPU比較
過去のローエンド・グラフィックカード搭載機と比較。本来なら全体の構成で比較せねばならないが、GeForce 705 はGeForce GT 620 に近い性能を考えてもよさそうだ。Haswell設計 |
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69.50 |
2012年 Ivy Bridge設計 |
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67.46 |
2009年 Nehalem設計 |
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58.43 |
2010年 Nehalem設計 |
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56.25 |
2011年 Sandy Bridge設計 |
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53.04 |
2006年 NetBurst 設計 |
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42.41 |
2010年 Nehalem設計 |
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39.82 |
Inspiron 3847の購入ポイント・購入の決め手
外観では拡張スロットが4基だが、マザーボードでは3基という面でちょっとためらう機種。しかもNVIDIA GeForce 705 がローエンドすぎるので、いまいちグラフィックカード搭載の恩恵が感じられない。Graphic Pro シリーズといいつつも、特にグラフィックはかなりのエントリーモデルである。メーカー保証対象外だが、個人的には電源換装、グラフィックカード換装で独自にテコ入れをしたくなるモデルである。
ただし、アドビ動画像編集ソフトウェア(Adobe Photoshop Elements 12 & Adobe Premiere Elements 12 )を標準搭載しても、わりと低価格設定であるため、とりあえず動画編集にチャレンジしてみたい初心者には悪くない。CPUパフォーマンスは、ハイエンド機に匹敵するパフォーマンスなので、本格ゲームをしないなら快適なマシンだと思う。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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