マグネシウム合金ボディで約1.2kgの軽量!狭額14インチノート
Inspiron 14-7490のカラーバリエーション【アイス・ベリー】
前回紹介したInspiron 14-7490レビューの追加情報として、カラーバリエーションのひとつであるアイス・ベリーを紹介する。(前回のはプラチナ シルバー)。プラットフォームがComet Lake設計の狭額14インチノートだが、スペック等の詳細は前回の記事を参考にしてもらいたい。こちらではInspiron 14-7490「アイス・ベリー」のカラー、およびデザイン紹介となる。なお、アイス・ベリーが選べるのはInspiron 14-7490 Wifiモデルであり、LTEモデルはプラチナ シルバーのみとなる。
掲載画像は、2019年9月に期間限定で開催されたDELL LOUNGEの展示品である。撮影環境の都合上、写真はあまりいい発色をしていないのであしからず。また展示モデルでは英語版キーボードを搭載している。※Inspiron 14-7490のコンピューターモデル名はInspiron 7490。
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※2019年12月30日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年9月10日である。
Inspiron 14-7490 アイス ベリーのデザイン
Inspiron 14 (7490)は天板・底面、パームレストに至るまでマグネシウム合金を用いている。マグネシウムをメインとしたアルミニウム・亜鉛との合金である。アルミニウム合金と比較すると剛性で劣るものの軽量というメリットがある。ゆえに超軽量な14インチノートであり、1.2Kgほどに抑えている。
アルミニウム合金と比べて質感の違いはなんとなくわかる。ややシャープさに欠けるというか「エッジが眠い」という特徴がある。柔らかさから来る特徴なんだろうな。
カラーバリエーションでは「アイスベリー」と呼んでいるが、ピンク系カッパー色というと個人的にしっくりくる。金属質なので角度によって色の雰囲気が変わってしまい、また撮影環境もありこの写真では伝わりにくいかも。(写真がちょっとカッパー色寄りに偏っている)
底面もマグネシウム合金。スタンドゴムは2箇所あり、横長の土手になっている。その間に吸気口のスリットとinspironロゴのエンボスがある。左右のカーブ面にはそれぞれスピーカー孔がある。
前面がくさび形なので先端が最も薄く端子などはない。
Inspiron 14 (7490)の寸法は幅: 320 mm × 奥行き: 206 mm × 厚み: 15~18 mmのくさび形。 DELL公称の最小重量は非タッチモデルで 約1.095kg、タッチモデルで1.21 Kg。この展示品は非タッチモデル。
背面では橋渡しするような形状でソフトプラスチックが覆いかぶさっている。構造上は2箇所にヒンジがある。排気口がちらっと見えるが、後方に突き抜けて排気されるのではく、開いたディスプレイ上部に排気される。(後述)
右側面。光学ドライブは搭載していない。
アングルをかえて右側面。
右側面にはヘッドセット端子、USB3.1-Gen1 端子×2基を配置。
左側面。ディスプレイを一定の角度まで開くと、本体が少し浮き上がり勾配になる。これにより底面の吸気空間を拡張するメリットがあり、さらにキーボード面が勾配になりやや打ちやすくなる。
もういっちょ左側面アングル。端子は奥に配置されているので、ケーブルの常時接続では邪魔になりにくい。
Type-C端子(Thunderbolt 3、Display Port 、Power Delivery対応)、電源ライト、HDMI端子、MicroSDカードスロットを配置。なお、LTEモデルではMicroSDカードスロットの右隣にNano-SIMカードスロットが追加されるが、アイスベリーのモデルにLTE対応は無い。ACアダプタの接続にType-C端子を使うため、接続中は端子がひとつ塞がってしまう。その時はThunderbolt 3やDisplay Portのディスプレイ出力もできない。
セキュリティロック・スロットがないので、盗難防止対策のワイヤーは取り付けできない。マグネシウム合金だと引っ張るとスロットがちぎれるのだろうか?総じて装備する端子は少なめ。microSDカードスロットというのも利用が限られてしまう。
インターフェースの補足説明
Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※Power Delivery(USB PD)とは、電力拡張規格のこと。ホスト側から電力を得て、数珠つなぎ式で対応周辺機器へ電源供給ができる。順に電力消費をしていって、電力不足になるまで繋いでいける。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
アイスベリーのInspiron 14-7490では、濃いグレー(ほぼブラック)のディスプレイベゼル。3辺とも狭額なので画面に広がりを感じる。左右側の幅を測ると約4mmという狭額。(パネル側に少し黒帯が入るのでそれを合わせても5mmほど)。狭額でありながら、Webカメラは上部ディスプレイベゼルにちゃんと内蔵されている。(その左右にはデュアルマイクを内蔵)。下部のディスプレイベゼルでは、窪んだ加工にクロム調アイスベリー・カラーのDELLロゴを配置している。
14インチ光沢ディスプレイに1920 × 1080解像度の搭載。前回のInspiron 14-7490実機レビューでは液晶パネルにシャープ製SHP14A2を採用していたが、こちらは展示品のためチェックできていない。
光沢ディスプレイなので、コントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。ただし照明や日光の当たる角度により背景の映り込みが生じるので、環境に応じて角度や照明の調整が必要だろう。
光沢のため斜め角度では黒くなりがちだが、広視野角パネルを用いていることはわかる。
排気口はヒンジの間に配置されており、後方に突き抜けるのではなくディスプレイの上を通過するエアーフロー。ディスプレイを大きく開いたほうが効率がいいが、低消費電力モデルなので神経質になる必要はないだろう。
パームレストもマグネシウム合金。この展示品は英語キーボードとなっているが、日本語キーボードではInspiron 13 5000(5390)Wi-Fiモデルと同じキーボードパーツが搭載される。【キーボードの使用感はこちらの記事でまとめて紹介しているので参考にどうぞ→Inspiron 13 5000(5390)Wi-Fiモデル で採用のキーボードパーツ】
一体型のタッチパッド。操作性は良好。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
Inspiron 14 (7490)のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。
2019年12月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
天板、底面、およびパームレストに至るまでマグネシウム合金の14インチノート。アルミ合金よりも剛性が劣るものの1.2kgほどという軽量化がされている。バックライト・キーボード機能装備。14インチ画面に1920 × 1080解像度、約4mmの狭額フレームレスデザインで見やすい広視野角。Thunderbolt 3、Display Port 、Power Delivery対応のType-C端子を装備。ACアダプタはType-Cコネクタ採用。光学ドライブは搭載しない。手元の実機ではCore i7-10510U + GeForce MX250という構成で、ちょっとしたゲーム用途にも可能。HDDの搭載は不可。メモリはオンボード搭載のため、後からの増設や換装はできない。容量選びは慎重に! |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- Inspiron 14-7490 【プラチナシルバー】実機レビュー ※GeForce MX250搭載
- Inspiron 14-7490 【アイス・ベリー】 展示品レビュー ※構成未確認