DELL ALIENWARE M15 ゲーミング レビュー!ベンチマークテスト
Core i7-8750H + GeForce GTX 1070搭載の性能
CoffeeLake-H設計でCore i7-8750Hを搭載したALIENWARE M15をレビューしている。単体GPUにはGeForce GTX 1070を搭載。この構成のALIENWARE M15 にてベンチマークテストを実施した。
レビューしているALIENWARE M15 のスペック詳細。チップセットには HM 370 を採用。
2018年12月論評 CoffeeLake (Hシリーズ) |
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※2018年12月28日時点のレビュー。本製品の発売日は2018年10月30日である。
レビューに関する、注意事項
※手元の実機に限った内容であり、選択や時期により仕様は異なる。また標準搭載の範囲は不明。
※レビュー時点の情報をまとめている。搭載内容や仕様変更など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※DELLサイトにある「販売名」とは別に「コンピューターモデル名」を理解しておくこと。助言は個人的意見。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)
Core i7-8750Hのスペック
第8世代 Core i7-8750Hを搭載している。Coffee Lake(Hシリーズ)設計で、第8世代Coreプロセッサ(ノート向け第2弾)に分類される。6コア実装、12スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は45W。ベースクロックは2.2GHzだが最大4.1GHzまでアップする。内蔵するグラフィックは、UHD グラフィックス630。
ALIENWARE M15 で搭載していたCore i7-8750Hのスコアは、マルチスレッドで1191。12スレッド動作がかなり影響しており、過去のモバイル向けCPUとは比較にならないくらい高速化している。ハイエンドCPUだったCore i9-8950HKも超えている。2016年ごろのハイエンドデスクトップに搭載していたCore i7-6700Kよりも大差をつけている。マルチスレッド対応ソフトでは非常に有利なパフォーマンスである。シングルスレッドでは172で、上位のパフォーマンスであることが確認できる。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは 3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。 |
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
単体GPUに、NVIDIA GeForce GTX 1070搭載
そして今回のALIENWARE M15 レビュー実機に搭載している単体グラフィックは、モバイル向けのNVIDIA GeForce GTX 1070 8GB GDDR5(Max-Q Designに対応)である。デスクトップ向けと比べると、GPUクロック数やブースト数が少し引き下げられている。これはMax-Q Designを始めとする節電対策の仕様だろう。
なお、Core i7-8750Hの内蔵グラフィック(UHD グラフィックス630)と切り替えて動作させることが可能。(NVIDIAコントロールパネルから切り替えることができる。この写真にあるように、プログラム設定から任意でアプリを指定して高パフォーマンス・・で指定すれば強制的に単体GPUで可動する。自動選択だとアバウトなのは否めない。)
【切替可能グラフィックの解説~NVIDIA Optimusテクノロジー】
Max-Q Designとは
このGeForce GTX 1070で対応している「Max-Q Design」とは、効率化により「性能とPC筐体サイズのバランスを追求したNVIDIA社の技術。単純に処理性能を高めただけではないのがポイント。同社GeForceシリーズを搭載するゲーミングノートPCのリファレンス・デザインであり、性能を向上したり駆動時間を延ばすチューニング、放熱設計の最良化、対応ゲームの最適化などが実現化されている。具体的には、Max-Q Design採用PCだと、従来品よりも薄型軽量化しやすく、パフォーマンスも高くなるとのこと。
ゲームのベンチマークテスト(Core i7-8750H + GeForce GTX 1070)
レビューしたALIENWARE M15 における本格ゲームのベンチマークテスト結果。GeForce GTX 1070でちゃんと動くように自動切り替えではなく、NVIDIAコントロールパネルから任意指定した(自動認識があやふやなのがNVIDIA Optimusの面倒くさいところ)。
まず最新ゲームで2018年において高負荷なゲーム、FINAL FANTASY 15でお手並拝見。指標として12000以上で 「非常に快適」 、9000~11999で「とても快適」 、6000~8999で「快適」となる。
今回のALIENWARE M15 ではフルHD(1920 × 1080)の場合、標準品質でも高品質でも「快適」となったが、高品質だと滑り込み状態。実際のプレイでは「標準品質 1920 × 1080」がベターとなりそうだ。その他のゲーム・ベンチマークテストでは以下の結果となった。
2018年12月論評 CoffeeLake (Hシリーズ) |
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スコア またはFPS |
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト (標準品質 1920 × 1080 フルスクリーン) |
8106 | |
(高品質 1920 × 1080 フルスクリーン) | 6080 | |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
13318 | |
ラストレムナント~2009年 (1920 × 1080 フルスクリーン) |
290.18 | |
バイオハザード6~2013年 (1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
19366 | |
バイオハザード5 (1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン) |
230.2 |
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、
当方過去のレビューPCと比較できる。
※ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。なお、CPU内蔵グラフィック仕様の場合(単体GPUの搭載なし)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリの環境によってパフォーマンスが左右されやすいことを念頭に置いたほうがいい。
FINAL FANTASY 15で、過去レビューPCと比較
過去にレビューしたPCにて、FINAL FANTASY 15(標準品質 1920 × 1080 )の結果をピックアップしてみた。ALIENWARE M15 の別構成である「Core i7-8750H + GeForce GTX 1060 」のPCもあるので、参考になると思う。当方の調査内では、「Core i7-8750H + GeForce GTX 1060 」では6000を超えられないでいる。FINAL FANTASY 15のプレイをフルHD(1920 × 1080)で考えているなら、GeForce GTX 1070 の搭載は外せないだろう。
【 標準品質 】 | ファイナルファンタジー15 標準品質 1920 × 1080 フルスクリーン |
SCORE |
2018年12月論評 |
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8106 |
2018年6月論評 |
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10481 |
2018年10月論評 |
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5933 |
2018年10月論評 |
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5858 |
2018年6月論評 |
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5498 |
2018年7月論評 |
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4091 |
2018年7月論評 |
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4001 |
2018年8月論評 |
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3667 |
2018年11月論評 |
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3578 |
2018年7月論評 |
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3113 |
【 設定 】 | 標準品質 1920 × 1080 フルスクリーン | SCORE |
※当サイトにおけるベンチマークテスト結果である。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- ALIENWARE M15 (CoffeeLake-H)
- Core i7-8750H + GeForce GTX 1070搭載の性能
- Alienware Command Centerで、環境やLEDカラー設定 ALIENWARE M15編