本格派13.3インチ・ゲーミングノート(KabyLake)!ALIENWARE 13(R3)レビュー
OLEDディスプレイ搭載時のALIENWARE 13(R3)
2017年1月に発売したALIENWARE 13ゲーミングノートこと、ALIENWARE 13(R3)をレビューしている。KabyLake設計でHQシリーズのCPUを搭載し、単体GPUにGeForce GTX 10 シリーズを搭載するゲーミングノート。ここではオプション搭載となっているOLED(有機EL) 光沢タッチディスプレイを紹介する。
2017年3月論評 KabyLake設計 |
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※2017年3月2日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
ALIENWARE 13(R3)のディスプレイ
ディスプレイ |
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レビュー時点では、ALIENWARE 13(R3)に搭載できるディスプレイは上記の3通り。解像度もパネルの種類も異なるので、なかなか悩みどころだ。ドットバイドット表示で使うなら、13.3インチ画面に2560 x 1440は細かすぎて非常に厳しい。1920 x 1080も相当細かいが、なんとかなるレベル。しかし、高精細な画質をより楽しみたいなら高解像度ほどいい。
解像度で選ぶなら、ALIENWARE 13(R3)の場合、1920 x 1080がバランスが取れていると思う。
しかし、この3つともパネルの種類が違う。しかも非光沢と光沢タッチディスプレイに分かれている。(ハッキリ言ってタッチパネルは不要な長物かと思われる)。視野角の狭いTNと、視野角の広いIPS はそれぞれ駆動方式の異なる液晶パネルであるが、OLED(有機EL) は液晶の次世代となるディスプレイであり、液晶とはまったくの別物。
有機EL(OLED)とは
有機エレクトロ ルミネッセンス(有機EL)は、有機化合物からなる発光ダイオード(LED)で構成されている。有機ELは液晶に代わるの次世代ディスプレイとして期待されており、2010年以降、スマホなどの小型ディスプレイから普及し始めたが、大型は2016年ごろから普及の兆しをみせている。特性に関して液晶との違いは次の通り。
- 液晶では液晶分子の方向を変えることで輝度を調整する特性上、応答速度が鈍く残像が出やすい。しかし、有機ELでは電流の変化で輝度を瞬時に調整できるため、応答速度が非常に速い。
- 液晶は低温環境ではさらに応答速度が落ちるが、有機ELでは低温の影響は受けない。
- 液晶では種類によって改善はされているが、視聴角度によって色ムラ(色度変移)を生じる。
一方、有機ELではほぼ180度の視野角を持ち、コントラスト低下もわずか。(パネル製品の完成度にもよる) - 有機ELは液晶よりも色純度が高い。液晶はバックライト照射という特性上、R(赤)G(緑)B(青)のうち1色を表現するときに光の漏れから隠すべき色も入り込んでしまうため色純度が落ちる。
しかし、有機ELでは自発光のため、不要な色の発光を完全に止めることができる。つまり暗部での色純度が特に高いメリットがある。発光を止めることで完全に黒を表現できるため、高いコントラスト比を持つ。付け加えて色再現性や発色性にも優れている。 - 有機ELは発光に必要な電圧が低く低消費電力。
- 有機ELは自発光であり、バックライトが不要なので薄型化が可能
※有機ELは、OLED(Organic Light-Emitting Diode)とも呼ばれる。
有機EL光沢ディスプレイ (タッチパネル) (2560 x 1440)
というわけで、今回のALIENWARE 13(R3)実機はOLEDディスプレイ搭載時である。解像度は2560 x 1440。
この画面サイズではドットバイドット表示にすると非常に細かく、一度に表示できる情報量が多いのはいいのだが、テキスト読みには厳しいので拡大設定が常となる。掲載写真ではドットバイドット表示(100%)
※ドットバイドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、拡大縮小をしていない状態のこと。システム上では基本表示であり、96 DPI (100%)のままを指す。拡大設定すると、滲みの原因になったり、古い一部のアプリでは尻切れとなる。稀だが拡大すると起動できないアプリもある。高解像度仕様のノートでは初期設定で拡大されている場合があるが、当レビューの掲載写真ではドットバイドット表示(100%)にしてある。
ウィンドウ表示で、解像度の差をみてみよう。2560 x 1440の領域の中に、それぞれ1280×720のウィンドウと1920 × 1080のウィンドを開いた様子。
有機ELの視野角
ALIENWARE 13(R3)の有機ELディスプレイの視野角。有機ELではほぼ180度の視野角というが、これは製品の完成度にもよるらしい。この画像のように確かに視野角は広い。
かなり発色がいいがちょっとまぶしい印象もある。これは色純度によるものだろうか?ディスプレイ輝度を最大にするとカラーがけばけばしくビビットになるので、液晶慣れしていると違和感を感じる面もある。光沢+OLEDは長時間の視聴には向かない気がする。
ほぼ180度の視野角にチャレンジしたところ、この角度あたりからレインボーが発生した。つまり光の分散(光線が波長ごとに別々に分離される現象)が起きたが、これは有機ELというよりもガラス面の問題かもしれない。ただし、こんな角度から視聴することはないので余談ということで。
実のところ、個人的にはALIENWARE 13(R3)の有機ELモデルをお勧めしない。後述するがALIENWARE ノートに備わっている「Performance Mode」が何故か機能しなくなるからだ。Performance Modeに切り替えると、NVIDIA Optimusテクノロジーが無効化されて本来のグラフィックがフル発揮されるのだが、有機ELモデルにしたばっかりにグラフィック性能がフル発揮できないのが勿体無い。
それに基本的にはドットバイドットで使いたいので、13.3インチに2560 x 1440は細かすぎて頑張っても使えるレベルではない。(極粒でも文字が潰れていないのには感心するが・・)。それに上等なキーボードを搭載しているのに、わざわざタッチパネルを使うこともない。それに長時間ゲームとなるとやはり非光沢ディスプレイのほうが好ましい。そうなると、TN 非光沢ディスプレイ(1366 x 768) か、IPS 非光沢ディスプレイ(1920 x 1080)のどちらかになるが、IPS 非光沢(1920 x 1080)のほうがバランスがいいと考える。あくまで個人的な好みの話であるため、それが正解とは言わない。
ディスプレイベゼル
IRプレゼンス検出カメラを内蔵しており、Windows Helloで顔を生体認証ログイン可能。検出機能を常駐しているとグラフィックパフォーマンスの低下につながるので、不要な時は設定でオフにしたほうがいい。また常駐しているときの点滅がうざったいので、放置することはあまりなさそう。
ディスプレイベゼル下部のALIENWARE ロゴでは、イルミネーションゾーンになっており、20色から配色できる。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- ALIENWARE 13(R3)の概要・デザイン~TOP
- 有機ELこと、OLEDディスプレイ搭載時のALIENWARE 13(R3)
- ALIENWARE 13(R3)のキーボード
- Core i7-7700HQ + NVIDIA GeForce GTX 1060の性能