本格派13.3インチ・ゲーミングノート(KabyLake)!ALIENWARE 13(R3)レビュー
Core i7-7700HQ + NVIDIA GeForce GTX 1060の性能
2017年1月に発売したALIENWARE 13ゲーミングノートこと、ALIENWARE 13(R3)をレビューしている。調査している実機では、第7世代 Core i7-7700HQ + NVIDIA GeForce GTX 1060 の構成となっており、これのベンチマークテストを行った。
2017年3月論評 KabyLake設計 |
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※2017年3月2日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
Core i7-7700HQのスペックと、パフォーマンス
まずは、今回手元にあるALIENWARE 13(R3)に搭載しているCore i7-7700HQについて。
Core i7-7700HQはKabyLake設計の第7世代Coreシリーズで、上位ブランドのクアッドコア・HQシリーズ。4コア実装でHTテクノロジーによって8スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は45Wであり、現在のノート向けCPUとしては高めの消費電力である。Core i7-7700HQに統合している内蔵グラフィックは、インテル HD グラフィックス630。節電モードで動かしたい時は、このインテル HD グラフィックス630を利用することができる。
※なお、2017年(KabyLake世代)のトレンドとして低消費電力版が一般化している。そのため現在のポジションでは、もともと低消費電力版と言われたUシリーズが「標準扱い」であり、Yシリーズが「低消費電力」、HQおよびHが「ハイパフォーマンス」となっているようだ。
CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック
ALIENWARE 13(R3)で搭載したCore i7-7700HQの処理性能をチェックする。CINEBENCH R15では、CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。コア数が多く、高クロックのCPUほど短時間で処理できスコアが高くなるが、アーキテクチャの新旧にもよる。搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。(ハイエンドのグラフィックを搭載していても微々たる影響しか無い)。
CINEBENCH R15は、MAXON社のプロ用3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間でスコアが算出される。掲載しているスコアは、すべて当方がレビューしたPCにて計測したものである。(環境による違いや、バックグランドの状態などで起きる個体差にはご容赦願う。)
当サイトがこれまでレビューしたPCで計測した各CPUのスコア。 Core i7-7700HQのスコアは、「738」だった。Core i7-6700HQの664を越え、デスクトップ向け低消費電力版のCore i7-6700Tに近いスコアとなっている。なお、2017年3月2日時点において当サイトがレビューしたなかでは、ノートパソコン向けCPUでもっとも高いスコアとなっている。
VR Ready対応の、NVIDIA GeForce GTX 1060
グラフィック |
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レビュー時点において、ALIENWARE 13(R3)では上記3つのグラフィックが搭載できるが、今回のALIENWARE 13(R3)実機では、GeForce GTX 1060を搭載している。なお、VR Ready対応にはGTX 1060以上が必要である。
※VR Readyとは、VR対応タイトルが快適に動作するGeForce搭載システムに認定されるもの。
ALIENWARE 13(R3)で搭載していたNVIDIA GeForce GTX 1060 と、Inspiron 15 ゲーミング(7567)で搭載されていたGeForce GTX 1050Ti のスペック。GTX 1050Ti のCUDAコア数は768基だが、GeForce GTX 1060では1280基もある。その他、バス幅も違う。
また、NVIDIA Optimus テクノロジー搭載のため、Core i7-7700HQに統合している内蔵グラフィック:インテル HD グラフィックス630と切り替えて使うことができる。
NVIDIA Optimus テクノロジーとは
単体GPUとCPU内蔵グラフィックをシームレスに切り替える技術。ネットサーフィンなど高いグラフィック処理をしない場合は、CPU内蔵グラフィックが有効化され低消費電力を優先。一方、3D本格ゲームの起動など、消費電力がかかってもグラフィック性能を必要とするときは単体GPUが有効になる。自動切り替えだが、手動でもNVIDIAのコントロールパネルから設定が可能。
NVIDIAコントロールパネルの「グローバル設定」で、まずざっくりと設定ができる。「自動選択」であれば負荷に応じて単体GPUか内蔵GPUか判断してくれる。そのほか選択により、強制的に単体GPU(高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ)または、内蔵GPU(統合型グラフィックス)で動かすことも可能。しかし、これも万能ではなく、アプリによっては言うことを聞かん奴がいる。
例えば、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは、常に内蔵グラフィックで動いてしまうため、そういうのは「プログラム設定」から直々にアプリ指定して設定をする。
OLEDディスプレイモデルでは、、「Performance Mode」が無効に?
一方、Optimusテクノロジーとは別に、ALIENWAREでは独自のグラフィック切り替えモードがある。常に単体GPUを使う「Performance Mode」と省エネモードの「Power-saving Mode」である。Fnキー + F7キーを押すと、切り替え確認の表示がでるので「Restart Now」をクリックする。再起動後に各モードで動作する。
※F7キーには、integratedグラフィック(統合型・内蔵グラフィック)とdiscreteグラフィック(単体グラフィック)を省略文字で印字してあり、「I/D GFX」とある。
Optimusテクノロジーとは別のもので、「Performance Mode」ではOptimusテクノロジーが無効になった印象。「Performance Mode」になると、NVIDIAコントロールパネルのグローバル設定が使用不可になることから、そう思われる。 そして、Optimusテクノロジーで単体GPUを動かすよりも、なぜか「Performance Mode」のほうが処理能力が高い。Optimusテクノロジーは何かGPUの処理能力を抑えてしまっているように思われる。初期設定では「Power-saving Mode」の状態で、Optimusテクノロジーに従っている様子。
ALIENWARE 17(R4)レビューの時と同様に、「I/D GFX」を押して「Performance Mode」に切り替えようとしたところ、以下の表示が出た。
OLEDディスプレイの仕様では、サポートしないんだってよ・・・。
というわけで、処理能力を優先させたかったら、OLEDディスプレイを選ぶべきではないってことか。以下、Optimusテクノロジーの支配下のままでベンチマークテストを行うが、すでに要望を満たしている性能であれば、OLEDを選んでも支障はないってことになる。
本格ゲームのベンチマークテスト
以下、フルHD(1920 × 1080)にて各ゲームのベンチマークテストを行った。過去のレビューPCとの性能差を比較してみよう。なお、ここで紹介しているゲームではすべて楽勝にこなしているため、「Performance Mode」が無効なったとて、一喜一憂する必要もない。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド
「1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
SCORE |
2017年3月論評 |
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11387 |
- | GeForce GTX 10シリーズで比較 | SCORE |
2017年1月論評 |
|
15698 |
2016年12月論評 |
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14781 |
2017年1月論評 |
|
14168 |
2017年3月論評 |
|
7566 |
- | その他 | SCORE |
2015年11月論評 |
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9201 |
ドラゴンクエストX(Ver.1.10)
「1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) | スコア |
2017年3月論評 |
|
16653 |
- | GeForce GTX 10シリーズで比較 | スコア |
2017年1月論評 |
|
17866 |
2016年12月論評 |
|
16774 |
2017年1月論評 |
|
15946 |
2017年3月論評 |
|
11906 |
- | その他 | スコア |
2015年11月論評 |
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16593 |
2016年11月論評 |
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13274 |
2015年2月論評 |
|
12479 |
2015年12月論評 |
|
10525 |
2015年12月論評 |
|
8841 |
2015年4月論評 |
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7877 |
2017年2月論評 |
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4126 |
2017年3月論評 |
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4066 |
ストリートファイター4
「1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
2017年3月論評 |
|
367.42 |
- | GeForce GTX 10シリーズで比較 | FPS |
2017年1月論評 |
|
580.99 |
2016年12月論評 |
|
528.22 |
2017年1月論評 |
|
487.61 |
2017年3月論評 |
|
249.16 |
- | その他 | FPS |
2015年12月論評 |
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434.82 |
2014年7月論評 |
|
414.35 |
2012年6月論評 |
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333.01 |
2013年7月論評 |
|
314.75 |
2016年11月論評 |
|
291.35 |
2015年2月論評 |
|
270.97 |
2010年8月論評 |
|
242.40 |
2014年5月論評 |
|
237.19 |
2010年7月論評 |
|
221.23 |
2015年12月論評 |
|
186.69 |
2015年4月論評 |
|
173.05 |
2010年1月論評 |
|
150.97 |
↑のグラボ換装 | GeForce GTX 460 768MB DDR5 | 200.65 |
2011年4月論評 |
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143.77 |
2012年7月論評 |
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114.37 |
2016年12月論評 |
|
96.10 |
2017年2月論評 |
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95.96 |
2011年12月論評 |
|
95.37 |
2014年7月論評 |
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77.73 |
2016年12月論評 |
|
70.35 |
2016年4月論評 |
|
67.65 |
2017年3月論評 |
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67.22 |
↑グラボ取り外し | インテル HD グラフィックス630 | 57.43 |
2015年12月論評 |
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66.67 |
2010年11月論評 |
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64.90 |
2017年3月論評 |
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57.46 |
2015年12月論評 |
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39.83 |
バイオハザード6
「1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | バイオハザード6 (1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
SCORE |
2017年3月論評 |
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15295 |
- | GeForce GTX 10シリーズで比較 | SCORE |
2017年1月論評 |
|
19057 |
2016年12月論評 |
|
18129 |
2017年1月論評 |
|
17520 |
2017年3月論評 |
|
11054 |
- | その他 | SCORE |
2015年11月論評 |
|
13184 |
2015年7月論評 |
|
12103 |
2015年7月論評 |
|
11952 |
2015年12月論評 |
|
11299 |
2015年11月論評 |
|
11200 |
2014年7月論評 |
|
9763 |
2013年7月論評 |
|
7666 |
2015年12月論評 |
|
6382 |
2014年5月論評 |
|
6370 |
2015年2月論評 |
|
5955 |
2015年12月論評 |
|
5602 |
2015年4月論評 |
|
5163 |
ラストレムナント
「1920 × 1080 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ラストレムナント (1920 × 1080 フルスクリーン) | FPS |
2017年3月論評 |
|
242.29 |
- | GeForce GTX 10シリーズで比較 | FPS |
2017年1月論評 |
|
302.06 |
2017年3月論評 |
|
165.87 |
- | その他 | SCORE |
2015年11月論評 |
|
231.56 |
2014年7月論評 |
|
208.88 |
2015年11月論評 |
|
188.85 |
2012年6月論評 |
|
136.93 |
2010年8月論評 |
|
118.26 |
2015年12月論評 |
|
118.16 |
2015年12月論評 |
|
111.31 |
2010年2月論評 |
|
109.52 |
2010年7月論評 |
|
100.61 |
2010年1月論評 |
|
78.15 |
↑のグラボ換装 | GeForce GTX 460 768MB DDR5 | 91.77 |
2011年4月論評 |
|
69.46 |
2012年7月論評 |
|
60.87 |
2010年2月論評 |
|
52.87 |
2011年12月論評 |
|
43.71 |
2017年2月論評 |
|
35.92 |
【 設定 】 | ラストレムナント (1920 × 1080 フルスクリーン) | FPS |
消費電力
満充電でACアダプタ接続、ディスプレイ輝度最大で消費電力を測った。アイドル時は9W、CINEBENCH R15で57W、ラストレムナントベンチマークテスト中で107Wあたり。
爆速のPCI Express接続SSD
ALIENWARE13-R3実機に搭載されていた512GB SSD(PCI Express接続)のパフォーマンス。PCI Express接続ともなると爆速である。ちなみに過去レビューPCより、SSD(SATA接続)のパフォーマンスを比較のために掲載しておく。おまけに他PCでのPCI Express接続SSDのパフォーマンスも掲載しておく。
2016年にレビューしたPCにおけるSSD(SATA接続)のパフォーマンス。
2016年にレビューしたPCにおけるM.2 SSD(PCI Express接続)のパフォーマンス。
ALIENWARE 13(R3)のレビューは以上!
ALIENWARE 13(R3)について、詳しくはDELLサイトにて
2017年3月論評 KabyLake設計 |
比較的携帯しやすい13.3インチ・ゲーミングノート。レビュー時点では最高でCore i7-7700HQ + GeForce GTX 1060 の構成が可能なハイスペック。VR Readyに対応(GeForce GTX 1060搭載時)。 高速PCI Express接続のSSDを2枚搭載するデュアルストレージも可能。従来のUSB3.0端子(Aコネクタ)に加え、USB Type-C端子も装備しており、次世代環境にも対応できている。またMini Display Port 端子、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN端子なども装備しており、インターフェースは意外と豊富である。ただし光学ドライブは非搭載。 天板および底面はアルマイト加工のアルミボディで、マグネシウム合金のフレームにより高い剛性を持つ。銅製ヒートパイプ + デュアルファン内蔵の優れた冷却システム。ヒンジフォワードの機構により、ディスプレイは180度開き、しかもエアーフローの妨げにならない。2.2 mmのキーストロークやnキーロールオーバーに対応し、ゲームに適したキーボードの仕様。オプションでOLED(有機EL)ディスプレイも選べる。 バックライトキーボードを含む8箇所のイルミネーションゾーンに、20色からRGB-LEDのカラーを配色できる。LANコントローラーにKillerネットワークを搭載しており、安定した通信を確保できる。 IRプレゼンス検出カメラを内蔵しており、Windows Helloで顔を生体認証ログイン可能。外付けGPUであるAlienware Graphics Amplifierに対応。 |
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レビュー項目
- ALIENWARE 13(R3)の概要・デザイン~TOP
- 有機ELこと、OLEDディスプレイ搭載時のALIENWARE 13(R3)
- ALIENWARE 13(R3)のキーボード
- Core i7-7700HQ + NVIDIA GeForce GTX 1060の性能