メインメモリはDRAMを搭載したモジュール

当サイトではDELLパソコンをお勧めしています。、CPUに続き重要なパーツといえばメインメモリです。メインメモリはメモリチップ(DRAM)を搭載したモジュール。さらに純正メモリやJEDEC規格準拠についても解説します。

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メインメモリについて

パソコンのメモリー
メモリとよばれるものは複数ありますが、一般的にメモリというと、このメインメモリのことを指します。CPUが処理するデータを一時的にためるパーツで、CPUとハードディスクの中継役でもあります。基本的にはハードディスクから情報を引き出してCPUで処理するのですが、ハードディスクへのアクセスは時間がかかるため、CPUが手持ち無沙汰になってしまいます。そこで高速アクセス可能なメモリが、中継となりCPUの求めるデータをすばやく提供し、処理スピードをあげます。 そのため、メモリの容量が少ないと狭い机の上で作業するのと同じように効率よく作業でません。CPUがいくら高性能でも、メインメモリが少ないとCPUの性能は発揮できません。

例えるなら、CPUが「生産機」で、メモリが「生産を発注する人」です。生産機(CPU)が1分間で100個の製品をつくる能力があっても、発注する人(メモリ)が1分間に50個しか発注できないのなら、生産機は50個しか生産しません。生産機がフルに活躍するには、発注する人が1分に100個の発注をする能力がないといけないのです。CPUのグレードを落としてでも、メモリだけはしっかり確保しましょう。

メインメモリは揮発性メモリといわれ、メモリは通電しているときのみ記憶され電源を落とすとデータは消えます。だから保存したいデータはハードディスクに記録し、作業に必要な一時的な記憶は高速のメモリが担います。

データを記録するメモリチップ(DRAM)

メモリチップメインメモリで実際データを記録するパーツはICチップ(メモリチップ)で、これを取り付けた基板を含む全体を「メモリモジュール」といいます。大概、メモリモジュールのことをメインメモリと言っています。例えば、2GBメモリでメモリチップが両面合わせて16個ある場合、「2GB(2048MB)÷16」で1個につき128MBのメモリチップであることが分かります。メモリチップは専門的に言うとDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)。電源供給が断たれると記録情報も消える一時的な記憶媒体です。

シングルサイド
片面にはメモリチップを搭載していないメモリを「シングルサイド」といいます。

ダブルサイド
両面にメモリチップを搭載しているメモリを「ダブルサイド」といいます。「シングルサイド」も「ダブルサイド」も優劣があるものではありません。1つあたりのメモリチップの容量による都合でしょう。

スタブ抵抗
メモリのスタブ抵抗
メモリは電圧レベルの変化によって読み書きを行っています。動作周波数が高くなると電圧の規定値が安定しなくなるので、スタブ抵抗チップで電流を制御しています。
これによりメモリのエラーを低減させています。

SPD
SPD(Serial Presence Detect)
メモリの仕様が記録されたROMチップ。メモリの種類から、動作周波数、信号のタイミングなどが記録されており、マザーボードのBIOSが起動時に読み込みます。ただしそのBIOSがSPDに対応している必要があります。対応していれば自動的に最適な設定がされます。

純正メモリ

サムスンのメモリ
純正メモリというのは、メモリチップ(DRAM)メーカーがメモリモジュールまで一貫生産した製品のことで、グレードとしては最高のものです。純正メモリは定格動作環境より厳しい動作チェックがされ、オーバークロックなどの耐久性があります。また多くのパソコンと相性がいい特徴があります。コストは高めですが、設計や品質を高めているので、可能な限り相性問題を回避しています。その他にはDRAMメーカーからチップを買い、メモリ製品を製造するモジュールメーカー製などがあります。

グレード メーカー 一般的なテスト内容
高い DRAM(メモリチップ)メーカーの純正
例:Samsung、Hynix、ELPIDA、Nanya
常温だけでなく、悪環境下でのテストを実施。
普通 モジュールメーカー(DRAMメーカーからチップを買い、メモリ製品を製造)
例:バッファロー、CFD、IODATA
常温でのテストを実施
低い バルク品(ノーブランド) 簡単なテストを実施

ノーブランドは低価格ですが動作チェックが最低限で、パソコンによっては相性が合わなかったり、オーバークロック時には不安定だったりする可能性が高いです。
「では、ノーブランドは粗悪品なのか」と言われると一概にそうともいえず、中には低価格でありながら純正メモリなみの品質のものがあります。ですから、ノーブランドの品質は当たりはずれがあるといっておきましょう。バルク品(ノーブランド)は出所が明確ではなく、当たり外れがあります。

JEDEC規格準拠

JEDEC規格
メモリの単体販売においては、「JEDEC規格準拠」をアピールしている製品があります。
JEDECとは半導体などの標準化団体で、関連企業が参加し標準規格を議論しながら作っています。つまりJEDEC規格準拠なら、相性問題にも強いことが分かります。ただ、JEDEC規格は皆で足並みを揃えようというので、革新的技術進歩の足かせになっていることは否めません。インテルなどイライラしている企業が存在しているようです。

冷却用のヒート・スプレッダ

メモリのヒートスプレッダ
メモリ製品によっては、メモリチップを冷却するヒート・スプレッダが取り付けられているものがあります。金属板で空気に触れる面積を広げ、放熱します。実際、どれだけの効果があるかは不明です。

2010年からは、4GBメモリの搭載が標準

2011年、64bit版 Windowsの普及もあり、4GBメモリの搭載が標準となりつつあります。 ネットやビジネスユーザーであれば、2GBメモリでもWindows 7は安定しています。高度な3Dゲームをやるなら4GBメモリ以上は必要です。

32bit 版Windowsは、3GB弱までの認識

32bitOSでは、4GBを認識しない
2009年ごろまで一般的だった32bit 版のWindowsでは、4GBメモリは認識しない問題がありました。いわゆる「OSの32bit問題」です。4GBメモリを搭載しても3GB弱までしか認識しません。 (上記写真参照)。32bit版は4GBメモリ搭載しても他のデバイスがこの領域を使用するため、実際は3GB程度しか認識しません。32bit版である以上、3GBの壁があるのです。

64bit 版Windowsなら、4GB以上のメモリが使える

2010年はWindows 7 64bit版の普及時期となりました。Windows 7では32bit、64bit版がラインナップされていますが、Vistaのころに64bitの意識が進んだこともあり、多くのメーカーが64bit版のドライバを手配するようになってきました。また、64bit版Windows 7にはWOW(Windows On Windows 64)という機能があり、32bit環境をエミュレーションできるので多くの32bitソフトを動かすことができます。

64bit版なら6GBメモリを搭載すれば、きっちり6GB認識
例えばこの写真のように、64bit版なら6GBメモリを搭載すれば、きっちり6GB認識してくれます。Windows 7 Home Premiumなら最大16GBメモリまで認識できます。Windows 7 Professional以上なら最大192GBメモリまで認識できます。(ただし、マザーボードの仕様にもよります。)

エディション 32bit 64bit
Windows 7 Home Premium 最大
3.5GBメモリ前後
最大 16GBメモリ
Windows 7 Professional 最大 192GBメモリ
Windows 7 Ultimate

64bitなら、アプリ割り当てメモリも大容量に

32bitでは1つのアプリに割り当てられるメモリが2GBまでですが、64bitでは制限がありません。そのためアプリの複数起動は64bitが有利で快適です。

64bit なら、メモリのスーパーフェッチが効果的

DDR3メモリには、アプリに必要なデータを先読みする機能(スーパーフェッチ)がありますが、大容量メモリほど効果的。より起動が高速化されます。

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