Coreマイクロアーキテクチャ
2006年から登場したインテルCPUの基本設計。Core 2 Duo、Core 2 Quadシリーズが主流で、プロセスルールは「65nmか45nm」。FSBは「800 MHz、1066 MHz、1333 MHz」。2次キャッシュメモリが共有。2010年ごろを境に主流は次世代のNehalemマイクロアーキテクチャへ完全移行。
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Coreマイクロアーキテクチャ・LGA 775版
Core 2 Duo、Pentium/Celeron Dual-Coreシリーズ
(2006年~2009年頃)
Coreマイクロアーキテクチャは、2006年から登場したインテルCPUの基本設計。
NetBurstマイクロアーキテクチャの次世代設計です。ブランドではデュアルコアのCore 2 DuoやクアッドコアのCore 2 Quadなどです。 なお、Core 2 Quadは次の頁で解説します。
Coreマイクロアーキテクチャは、もともとモバイル・パソコン向けに開発されてきた経緯があり、消費電力と発熱が低いのが特長。クロック数は控えめになったものの、コアの数を増やすことで処理速度を向上。データ処理の最中に、別の作業をするといったマルチタスク(複数同時処理)が一般化したり、マルチコアに対応したソフト開発も進みました。2010年ごろを境に主流は次世代のNehalemマイクロアーキテクチャへ完全移行されました。
Coreマイクロアーキテクチャの前世代は、NetBurstマイクロアーキテクチャ
|
Coreマイクロアーキテクチャ仕様の基本構造
CPUソケットはLGA 775。CPUが各パーツとアクセスするためにはチップセットを経由します。チップセットは2つあり、ノースブリッジとサウスブリッジです。CPUとチップセット(ノースブリッジ)はFSBによって接続されています。メモリ規格はDDR2が主体でしたが、一部のチップセットはDDR3にも対応していました。ただ、このころはDDR3が高価だったのでDDR3の搭載は稀でした。メモリはデュアルチャンネルに対応。
高速転送パーツとCPUを結ぶチップセット、ノースブリッジ ノースブリッジは「比較的高速転送するパーツ」とCPUを結ぶ中枢機能。つまり、グラフィックカード(GPU)やメモリをCPUへと橋渡ししています。また、ノースブリッジによっては内蔵グラフィック(オンボードグラフィック)を持つものがあり、ライトな使用であればグラフィックカードを必要としません。ノースブリッジの種類は多数ありますが、搭載できるパーツが大きく左右される存在でした。 低速パーツとCPUを結ぶチップセット、サウスブリッジ サウスブリッジは比較的低速なパーツとの中継になります。キーボードやマウスなどのI/Oコントローラ、USB端子などの外部インターフェース、HDD・SSDなどです。 |
Coreマイクロアーキテクチャの課題点
Coreマイクロアーキテクチャの課題点は、グラフィックカードやメモリが直接CPUにアクセス出来ないことです。毎回、ノースブリッジを中継するためタイムロスが発生します。
Coreマイクロアーキテクチャ/後期のチップセット(ノースブリッジ) | ||||
チップセット (ノースブリッジ) |
対応CPU ※Core 2 Duo / Quad 以外 |
オンボード グラフィック |
対応メモリ | 対応FSB |
X48 | Core 2 XE、Pentium Celeron (800MHz FSB以上) |
- | PC3-12800 PC2-6400 |
1600MHz |
P45 | Celeron (800MHz FSB以上) | - | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
P43 | Celeron (800MHz FSB以上) | - | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
G45 | Celeron (800MHz FSB以上) | GMA X4500HD | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
G43 | Celeron (800MHz FSB以上) | GMA X4500 | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
G41 | Celeron (800MHz FSB以上) | GMA X4500 | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
X38 | Core 2 XE、Pentium Celeron (800MHz FSB以上) |
- | PC3-10600 PC2-6400 |
1333MHz |
P35 | Core 2 XE、Pentium Celeron (800MHz FSB以上) |
- | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
P31 | - | - | PC2-6400 | 1333MHz |
G35 | - | GMA X3500 | PC2-6400 | 1333MHz |
G33 | Pentium Celeron (800MHz FSB以上) |
GMA 3500 | PC3-8500 PC2-6400 |
1333MHz |
G31 | - | GMA 3500 | PC2-6400 | 1333MHz |
G31~G35、G41~G45ではオンボードグラフィックを内蔵。(頭にGが付くので分かりやすい)。G45のGMA X4500HDで、ようやくブルーレイや地デジなどのフルHDコンテンツがオンボードグラフィックで対応できるレベルになりました。Coreマイクロアーキテクチャでは4シリーズのチップセットが最後となりました。
Coreマイクロアーキテクチャの、デュアルコア
Coreマイクロアーキテクチャのデュアルコアでは、2コアを実装。2次キャッシュメモリが共有して使われます。主なブランドは「Core 2 Duo、Pentium Dual-Core、Celeron Dual-Core シリーズ」。
同じCoreマイクロアーキテクチャの技術でも、後期では改良が加えられリニューアルされています。プロセスルールは「65nmか45nm」。FSBは「800 MHz、1066 MHz、1333 MHz」。
同技術間での区分けは開発コード名で把握すると理解しやすいです。黎明期はConroe(コンロー)。後半はWolfdale(ウルフデール)です。
1世代:Core 2 Duo (2006年7月~) | ||||
開発コード名:Conroe(コンロー) |
||||
プロセッサーナンバー | コア数 | 動作周波数 | 2次キャッシュ | FSB |
Core 2 Duo E6700 | 2コア | 2.66 GHz | 4 MB | 1066 MHz |
Core 2 Duo E6600 | 2コア | 2.40 GHz | ||
Core 2 Duo E6420 | 2コア | 2.13 GHz | ||
Core 2 Duo E6320 | 2コア | 1.86 GHz | ||
Core 2 Duo E6850 | 2コア | 3.00 GHz | 4 MB | 1333 MHz |
Core 2 Duo E6750 | 2コア | 2.66 GHz | ||
Core 2 Duo E6550 | 2コア | 2.33 GHz | ||
Core 2 Duo E6540 | 2コア | 2.33 GHz |
2006年7月に初めて発売されたCore 2 Duoは、開発コード名:Conroe(コンロー)。
プロセスルールは65nmで設計。2次キャッシュは4MB。FSBは1066MHzおよび、1333MHzまで引き上げたものがあります。
2世代:Core 2 Duo (2008年1月~) | ||||
開発コード名:Wolfdale(ウルフデール) |
||||
プロセッサーナンバー | コア数 | 動作周波数 | 2次キャッシュ | FSB |
Core 2 Duo E8600 | 2コア | 3.33 GHz | 6 MB | 1333 MHz |
Core 2 Duo E8500 | 2コア | 3.16 GHz | ||
Core 2 Duo E8400 | 2コア | 3.00 GHz | ||
Core 2 Duo E8300 | 2コア | 2.83 GHz | ||
Core 2 Duo E8200 | 2コア | 2.66 GHz | ||
Core 2 Duo E7600 | 2コア | 3.06 GHz | 3 MB | 1066 MHz |
Core 2 Duo E7500 | 2コア | 2.93 GHz | ||
Core 2 Duo E7400 | 2コア | 2.80 GHz | ||
Core 2 Duo E7300 | 2コア | 2.66 GHz | ||
Core 2 Duo E7200 | 2コア | 2.53 GHz |
2008年1月には、2世代目のCore 2 Duoが登場。開発コード名:Wolfdale(ウルフデール)で、プロセスルールが以前の65nmから45nmへと微細設計。E8000シリーズは「2次キャッシュ 6MB、1333 MHz FSB」ですが、E7000シリーズは廉価版なので「2次キャッシュ 3MB、1066 MHz FSB」とスペックダウンしています。
Pentium Dual-Core | ||||
開発コード名:Wolfdale(ウルフデール) |
||||
プロセッサーナンバー | コア数 | 動作周波数 | 2次キャッシュ | FSB |
Pentium Dual-Core E6800 | 2コア | 3.33 GHz | 2 MB | 1066 MHz |
Pentium Dual-Core E6700 | 2コア | 3.20 GHz | ||
Pentium Dual-Core E6600 | 2コア | 3.06 GHz | ||
Pentium Dual-Core E6500 | 2コア | 2.93 GHz | ||
Pentium Dual-Core E6300 | 2コア | 2.80 GHz |
同じくWolfdale(ウルフデール)コアのPentium Dual-Core。45nmプロセスで設計。
Core 2 Duoの下位ブランドなので、一部の機能が制限があったり、スペックが控えめです。なお、Pentiumのブランド名は異なる各基本設計(アーキテクチャ)において使われているため、混同しないように注意が必要です。
Celeron Dual-Core | ||||
開発コード名:Wolfdale(ウルフデール) |
||||
プロセッサーナンバー | コア数 | 動作周波数 | 2次キャッシュ | FSB |
Celeron Dual-Core E3500 | 2コア | 2.70 GHz | 1 MB | 800 MHz |
Celeron Dual-Core E3400 | 2コア | 2.60 GHz | ||
Celeron Dual-Core E3300 | 2コア | 2.50 GHz | ||
Celeron Dual-Core E3200 | 2コア | 2.40 GHz |
同じくWolfdale(ウルフデール)コアのCeleron Dual-Core。45nmプロセスで設計。
Pentium Dual-Coreの下位ブランドなので、さらにスペックが控えめです。Celeronのブランド名は構造の異なる各基本設計(アーキテクチャ)において使われているため、混同しないように注意が必要です。
次は同じCoreマイクロアーキテクチャで、クアッドコアのCore 2 Quadを解説します。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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