パソコンの頭脳であるCPUを解説!スペックを知るには、ブランド、動作周波数、キャッシュメモリなどがあります。それらを分かりやすく解説。また、CPUの性能アップとなるテクノロジーについても解説。

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擬似的にコア数を倍にする、HT テクノロジー
一通りCPUのスペックの見方が分かったら、次はテクノロジー編です。マルチコアが主流ですが、HTテクノロジー(ハイパー・スレッディング・テクノロジー)によりコア数を擬似的に倍にすることができます。つまり、1つのコアで2スレッドを動かす機能です。物理的に2コアあれば4スレッドになるので、OSからは4コアとして認識されます。また、4コアであれば8スレッドとなります。HTテクノロジーはCPUによって搭載するもの、搭載しないものがあります。
| HT テクノロジー搭載 Core i7-900/800シリーズ(Core i7-950,920,870,860など) |
| HT テクノロジー非搭載 Core 2 Duo、Core 2 Quad、Core i5-700シリーズ(Core i7-750など) |

CPUコアには元々、並列処理が可能な演算機構が備わっています。(上の図ではブロックで表現)。しかし、命令の流れが1系統だと、処理の内容によって待機状態の演算機構が生じます。そこでこのタイムロスを解消する技術がHTテクノロジーです。
命令の流れを2系統にすることで、待機状態の演算機構を極力減らし、効率よく処理していきます。これにより2スレッド処理になるため、OSやソフトウェアからは2コアとして認識されます。もちろん、物理的に2コアのほうが速いはずですが、1コアを有効的に処理させる技術です。

クアッドコアなら通常は4スレッド動作までです。

HTテクノロジー搭載のCPUだと、同時処理できるのは「コア数×2倍」。クアッドコアなら8スレッドです。

クアッドコアをHTテクノロジーにより8スレッドで動かしたときのタスクマネージャ。
「CPU使用率の履歴」を見ると8ブロックに分かれています。システムからは8コアとして認識しています。ただし、HTテクノロジーによって速度が2倍になるわけではなく、あくまで効率化の仕様です。ケースによるでしょうが、マルチスレッド対応のソフトなら30%ぐらいアップは期待してもいいでしょう。
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