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パソ兄さんのパソコン記事 ≫ 2009年11月7日

2010年、新インターフェースのUSB3.0とSATA3.0の普及か?

2009年11月時点では、外付けドライブにはUSB2.0端子、内蔵HDDにはSATA2.0(Revision 2.5、2.6)が主流です。そして、これらの後継となるUSB3.0SATA3.0がすでに策定されていますが、2010年には普及する兆しをみせました。

USB3.0
周辺機器接続で現在主流のUSB2.0は480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)ですが、USB3.0は約10倍の5Gbps(1秒間に625MBの転送速度)。

SATA3.0
内蔵HDD等で現在主流のSATA2.0(Revision 2.5、2.6)は3Gbps(1秒間に300MBの転送速度)ですが、SATA3.0は約2倍の6Gbps(1秒間に600MBの転送速度)。

2009年11月13日に発売される「P55Aシリーズ 333マザーボード」にUSB3.0とSATA3.0が装備されます。これは日本ギガバイト製マザーボードで、自作ユーザーが自作パーツとして一足先に入手できることができます。現在のインテルおよびAMDのチップセットがUSB3.0とSATA3.0に対応していないため、専用のコントローラーを搭載しています。

USB3.0対応のチップセットにおいては、AMDは2010年頃、Intelの場合は2011年頃に対応するようなので、オンボードで標準搭載するパソコンの普及は2011年ぐらいになりそうです。いち早く導入したい方は、2010年には拡張カードが発売されるでしょうから、独自に搭載するといいでしょう。もちろん、それだけの速度を享受するにはつなげる周辺機器もUSB3.0に対応する必要があります。USB3.0以前の規格との互換性はありますが、速度アップはしません。

以下、外付けドライブ用のインターフェースをまとめてみました。

外付けドライブ用のインターフェース

外付けドライブ等で、現在主流のUSB2.0端子

USB現在主流(2009年11月)のUSB2.0端子は外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。
当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。

USB2.0端子より前は、高速インターフェースとして重宝されたIEEE1394

IEEEE1394-6ピンタイプUSB2.0と似たような使い勝手のIEEE1394があります。(ここで述べるのはIEEE1394a、Macでは速度2倍のIEEE1394bがあり。)
USB2.0より前のUSB1.1だったころは、高速インターフェースとして重宝されたIEEE1394でしたが、USB2.0の登場ですっかり地味な存在になりました。
それでも昔の名残か、ビデオカメラとの接続はこのIEEE1394であることが多く、動画を取り込むためにパソコンとつなぐなら必要になる端子です。
オーディオ業界で呼ばれる「DV端子」、Apple社が呼ぶ「Firewire」、ソニーが呼ぶ「i.Link」はこのIEEE1394のことです。

転送速度は400Mbps(1秒間に50MB)で、数値上ではUSB2.0よりも若干遅くなります。しかし、USB2.0とは違いCPUに負担をかけずに転送できるため、実効速度は同じくらいといわれます。

パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。6ピンのIEEE1394は、電源供給ができます。(ちなみにノートパソコンに多い4ピンは電源供給ができません。)もちろん、4ピンと6ピンとは互換性があります。

2009年11月時点では、外付けHDDにはeSATA端子が快適!

eSATAの写真外付け光学ドライブやマウス、キーボード、プリンターなどにはUSB2.0で充分ですが、SATA2で理論値速度300MB/sとなったHDDの速度にはUSB2.0では低速です。(USB2.0は60MB/sで、5分の1しかない。)そこで、重宝されるのがeSATA端子(External Serial ATA)。

直訳すると「外部SATA」になりますが、内蔵ハードディスクをつなぐSATA規格をそのまま外部用にしたものです。主に外付けハードディスクの接続に使われる高速インターフェースです。基本的には内蔵ハードディスクの転送速度そのままになるので、前SATA規格で150MB/s、主流のSATA2では300MB/sの速度ということになります。

電源が入ったままケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しており、ケーブルは最長2mまでとなっています。内蔵型ハードディスクにつかわれるSATAケーブルと誤接続しないように、eSATAケーブルはコネクタ形状が異なります。内蔵用SATAはL字型コネクタ、外付けのeSATAはI字型コネクタです。

2010年には普及となるか?USB3.0

USB3.0は、USB2.0の約10倍で5Gbps(625MB/s)の転送速度。
オンボードでパソコンが標準搭載するには、チップセットがサポートしなくてはなりません。インテルでは2011年にサポートするようなので、2010年は拡張カードで対応することになりそうです。


外付けドライブ用の
インターフェース
理論値の最大速度
USB2.0 480Mbps(1秒間に60MB)
IEEE1394(IEEE1394a) 400Mbps(1秒間に50MB)
eSATA 3Gbps(1秒間に300MB)の転送速度
※SATA2.0、2.5、2.6のHDDをつなげた場合
USB3.0 5Gbps(1秒間に625MB)の転送速度

USB規格の世代

USB規格の世代をまとめました。USB Implementers Forum, IncというNPO団体によって策定されます。策定日は市場に出る日ではありません。規格が正式に決められた日です。USB 3.0の様子をみると、策定から市場に出るまで1年ほどかかるようです。
なお、表示している速度は理論値の最大速度です。
規格 策定日 特徴
USB 1.0 1996年1月 12Mbps(1秒間に1.5MBの転送速度)
USB 1.1 1998年9月 12Mbps(1秒間に1.5MBの転送速度)
USB1.0から電源管理を改善。速度に変更なし。
主にマウスやキーボード用。外付けドライブや動画の取り込みには低速で使用不可。
USB 2.0 2000年4月 480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)
USB 1.1から40倍の速度になり、外付けドライブや動画の取り込み用が可能に。2009年11月時点の主流。
外付けHDDの接続では、300MB/sのeSATAと比べると低速。体感速度もはっきり分かる。
USB 3.0 2008年11月 5Gbps(1秒間に625MBの転送速度)
USB 2.0から約10倍の速度。2011年には主流となるか?

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