デル Studio XPS 8100が新発売
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デルの新製品情報 ≫ 2010年1月11日

Core i7 / i5搭載ハイエンドPC、Studio XPS 8100新発売!

studioxps8100登場
2010年1月8日、Studio XPS 8000のリニューアル後継機のStudio XPS 8100が新発売されました。Studio XPS 8000のときと同様に、Core i7-800 / Core i5-700シリーズを搭載しますが、新たにCore i5-600シリーズが搭載可能となりました。

2010年1月8日に登場したCore i5-600シリーズは「Core 2 Duoの後継」となるデュアルコアで、Core 2 Quadの後継となるCore i7-800 / Core i5-700シリーズの下位CPUです。つまり、Studio XPS 8000からStudio XPS 8100へのリニューアルは、下位CPUに対応するためと考えられます。

メディアトレイ
デザインやサイズ、350W電源などに変更なし。USB機器を置けるメディアトレイも健在。メディアトレイにはUSB端子も装備しています。全体の装備する端子もリニューアル前とほぼ同じです。(新たにDVIとHDMI端子が追加。)

Studio XPSシリーズは、カスタマイズしだいで高度な3Dゲームを遊べるほどのパフォーマンスです。Studio XPS 8100ではNVIDIA GeForce GTX260などハイエンド・グラフィックカードが搭載できますので、中級者以上のユーザー向けです。

端子の装備
天井に、USB端子2つ、ヘッドフォン端子、マイク端子
前面に、USB端子2つ、19規格対応カードスロット装備
背面に、USB端子4つ、IEEE1394が1つ、eSATA端子が1つ、光デジタル音声出力、7.1chオーディオ端子、ギガビットイーサーLANを装備。(新たにHDMI端子とDVI端子がオンボードで追加されていますが、グラフィックカードなしの構成がないみたいなので、不要なものかと思います。)

拡張スロット
PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。
これもリニューアル前と変わっていません。

チップセットが変更された

新たに追加されたCore i5-600シリーズは、グラフィック機能をCPU自体にパッケージングしており、これまでのCPU構造と異なります。そのためStudio XPS 8000ではP55 Expressだったチップセットを、Studio XPS 8100ではH57 Expressに変更しています。このH57 Expressは互換性を保っており、以前のCore i7-800 / Core i5-700シリーズにも対応しています。

製品 チップセット 対応CPU
Studio XPS 8000 P55 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Studio XPS 8100 H57 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Core i5-600シリーズ

このように、Core i5-600に対応するためにH57 Expressへ変更。

Core i7-800、i5-700シリーズ
Studio XPS 8000のときのプラットフォーム
Core i7-800/Core i7-700シリーズを搭載したときのプラットフォームは図の通り。CPUにメモリコントローラーとグラフィックス・インターフェースの内蔵しています。CPU自体がメモリとグラフィックカードに直接アクセスできるようになり、高速化されています。パーツ管理するチップセットも1つでシンプル設計。


Studio XPS 8100のプラットフォーム
Core i5-600シリーズを搭載したときのプラットフォームは図の通り。HDグラフィックスというグラフィック機能をCPUにパッケージングしています。内部では分離しているので、正確には統合ではありません。グラフィック機能側にメモリコントローラーとグラフィックス・インターフェースを統合しています。
グラフィックカードを使用せず、内蔵のグラフィック機能を使用する場合は、FDIを介してチップセットへ信号を送り、チップセットからモニタへと出力されます。
互換性はあるので、従来のCore i7-800/Core i7-700シリーズも搭載できます。

Core iシリーズ・ラインナップの確認

ランク シリーズ 特徴 互換性

↑上位

↓下位

Core i7-900
  • Core 2 Quadの後継
  • 4コア(8スレッド動作)
  • HTテクノロジー
  • ターボ・ブースト
  • トリプル・チャンネル
  • 上位であるが構造は古い
以下シリーズと
互換性なし
Core i7-800
  • Core 2 Quadの後継
  • 4コア(8スレッド動作)
  • HTテクノロジー
  • ターボ・ブーストあり
  • デュアル・チャンネル
互換性あり
Core i5-700
  • Core 2 Quadの後継
  • 4コア(4スレッド動作)
  • HTテクノロジー無し
  • ターボ・ブーストあり
  • デュアル・チャンネル
Core i5-600
  • Core 2 Duoの後継
  • 2コア(4スレッド動作)
  • ターボ・ブーストあり
  • デュアル・チャンネル
  • グラフィック機能を内蔵
Core i3-500
  • Core 2 Duoの後継
  • 2コア(4スレッド動作)
  • ターボ・ブースト無し
  • デュアル・チャンネル
  • グラフィック機能を内蔵
※キーワード解説
ターボ・ブースト = 必要に応じてクロックアップし、処理速度をあげる機能。
HTテクノロジー = 物理的コア数×2倍の動作が可能。
トリプル・チャンネル = メモリを3枚同時挿しで、メモリの速度アップ。
デュアル・チャンネル = メモリを2枚同時挿しで、メモリの速度アップ。
Core 2 Duoの時代と比べて、ラインナップが複雑になったインテルCPUですが、2010年1月時点までのラインナップをまとめると上記の通り。Studio XPS 8100が対応するのは黄色で囲ったCore iシリーズです。Studio XPS 8100が搭載するH57 Express自体はCore i3-500も対応していますが、デルではカスタマイズ対象外にしているようです。Core i3-500は、エントリーモデル向けの搭載になります。
ブランド Core i3-500 Core i5-600
プロセッサー・ナンバー 530 540 650 660 661 670
定格
動作周波数(GHz)
2.93 3.06 3.20 3.33 3.33 3.46
最大
動作周波数(GHz)
なし
3.46 3.60 3.60 3.73
GPU
クロック
733MHz
900MHz 733MHz
3次キャッシュ
メモリ
4MB
実装コア数
2コア
HTテクノロジー
HTテクノロジーで4スレッド(擬似4コア)
メモリ
DDR3-1333MHz(デュアル・チャンネル対応)
TDP
73W
87W 73W
CPUソケット
LGA1156

Core i3-500シリーズ、Core i5-600シリーズのランナップは上記の通り。Studio XPS 8100が搭載するH57 Express自体が対応しているCPUです。ただし、Studio XPS 8100のカスタマイズ一覧ではないので、お間違えのないように。
大きな特徴は次の通り。


ブランド Core i7-800 Core i5-700
プロセッサー・ナンバー 870 860 750
定格
動作周波数
2.93GHz 2.8GHz 2.66GHz
最大
動作周波数
3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz
3次キャッシュメモリ
8MB
実装コア数
4コア
HTテクノロジー
HTテクノロジーで8スレッド(擬似8コア)
なし
メモリ
デュアルチャンネル
TDP
95W
CPUソケット
LGA1156

Studio XPS 8100では、Studio XPS 8000から引き続きCore i7-800、Core i5-700シリーズにも対応。こちらはCore i3-500、Core i5-600シリーズの上位であるため、3次キャッシュメモリが倍の8MB搭載。物理的にも4コアで、Core i7-800シリーズは8スレッド動作が可能です。

Studio XPS 8100にリニューアルした理由に疑問が残る

前述したとおり、新型CPUであるCore i5-600シリーズを搭載させるためにリニューアルしたと思われます。しかし、新型CPUとはいえ、なぜ、わざわざ下位CPUに合わせなければならないのか?

Core i5-600シリーズの大きな特徴はCPUパッケージにGPUコアを格納したことにあります。つまり、グラフィックカードがなくてもいいので購入予算が抑えられます。その特性を考えるとエントリーモデル向けですよね。それなのにデルサイトをみると、2010年1月時点ではグラフィックカードの搭載は必須みたいですので、ますます訳がわかりません。

もともと、Core i7-800シリーズの搭載を検討していたハイエンド志向のユーザーにとっては無意味なリニューアルです。「そのままStudio XPS 8000を継続し、Core i5-600シリーズの搭載ならエントリーモデルの新製品を出すべきでは?」と思いました。まあ、別にユーザーが損をすることではないので、どうでもいいことですけど。

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